首都圏の航空需要に対する成田空港の機能充実と、地域との課題について協議することを目的とした「4者協議会(※)」にて、成田空港滑走路新設・延伸が合意されたことを受け、成田空港の滑走路新設と延長に伴う準備書が公表された。
※成田国際空港会社(NAA)、国土交通省、千葉県、空港周辺9市町
今後、早急に用地取得に着手するため用地部人員を倍に増やし、着工時期は明らかにされていないが、2030年までの供用開始を目指している。
滑走路増設は東京オリンピック開催に間に合わないが、2020年までに夜間飛行の時間制限を緩和することで発着容量を増やす計画がある。
内陸にある成田空港は、沿岸の空港と比べ周辺住民への騒音の影響が出やすいため、6:00〜23:00だった運航時間を2018年3月の4者協議会で5:00〜0:30の運航時間にすることで合意。
これにより羽田空港と合わせて年間75万回の発着容量が83万回に拡大される。
第3滑走路が加わることで、年間100万回の発着容量が期待され、世界最高水準に達することができる。
旅客数や空港内雇用も約2倍に増加する見込みがあるため、益々成田の活性化が期待される。
拡張予定Map※「成田空港の明日を、いっしょに」のサイトより
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